掌篇★ガチャポン

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五百字小説『髑髏遊戯』

 ねぇ、あなた。

 薔薇も指輪も着物もいらない、お金も土地も愛もいらない。
 ただひとつ、あなたが死んだら髑髏を頂戴。

 春の宵には御酒を満たして、花弁浮かべて花見をするわ。

 夏の晩には、蛍を入れて団扇で追って夕涼みしましょう。

 秋の夜長は蝋燭灯して、マグダラのマリアよろしく話し掛けるの。

 冬の未明は仔猫のように、胸の間で暖めるわ。

 腐りかけた果肉の下の瑞々しい種子。
 濡れた肉に埋もれた歪んだ真珠。
 真っ赤な嘘の中の真っ白な真実(ほんとう)。

 漆黒の髪できつく縛って、白い腕で抱き締めて、緋の血潮で染めてあげる。

 この指で、この肌で、この舌で、可愛がって、弄んで、汚しましょう。
 あなたが私にしたように。

 何処にいても気にしない。何をしてもかまわない。誰を抱いても嘆かない。

 だけど最期は必ず、あなたの髑髏をあたしに頂戴。

■■■■■■■■■■


■例によって携帯データが飛んだので(ええ、もう、なれましたよ)、消えた掌編を脳内復旧しました。

 以前に『五百文字の心臓』のテーマ「頭蓋骨を捜せ」投稿用に書いた掌編ですが、方向性が違う気がして投稿できませんでした。
 もちろん、モデルはいません。
「色気」を目指して書いて挫折しました。やはり、無い袖は振れず。(苦笑)

■近況

 昔痛めた腰が痛くてヘロヘロです、おまけに近来稀にみる絶賛スランプ中!!(笑)
 あーッ、仕事を休んで湯治に行きたい。 
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